原道 N50 (Android4.03)で root化 の失敗から原因を探る
先日、導入したカスタムROM(ファームウェア)「N50-4.03-20120606-ALL」ですが
ネット上で root化 に失敗した例があり断念された方もいらっしゃるようです。
特に私も所持している 原道 N50-GT の方が苦戦しているようです。
(DTとGTの違いはパネルだけという話も小耳にはさみましたが)
今回、色々と試したところ何がダメなのか改善する方法がわかりました。
画像付きで原道N50 (Android4.03)で root化 のエラー事例と改善策を記録します。
ここは失敗したときの原因を探るページです。絶対実行しないようにお願いします。
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原道N50 (Android4.03)を root化 に挑む
root化する上で重要なポイントがあります。
実行する環境のバージョンです。
異なるファームウェアやexeファイルでは動作に失敗しました。
root化の前に以下の環境を構築できていることが前提条件になります。
- android-sdkがインストール済みであること
- PC側のデバイスマネージャーでドライバーが正しく認識されていること
名前が「Android ADB Interface」となっていること
次に実行に必要な条件やファイル等です。
- 原道 N50の導入済みファームウェア:「N50-4.03-20120606-ALL」
- 【入手】root化ツール:「SuperOneClick 2.3.1」
それぞれの解説
「1」が異なる場合は、ここでの説明通りに進まず最悪の場合、文鎮化するかもしれません。
「2」がとても重要で、バージョンが異なってもエラー、同じバージョンでもダウンロード元により
ファイル群が異なりエラーになります。例を上げますと。。。(リンクはダウンロード先です)
- 【エラー】SuperOneClickv2.3.3-ShortFuse(皆さんエラーのようです)
- 【エラー】SuperOneClickv2.3.1-ShortFuse(成功した方もいます。。。)
- 【前に進める】SuperOneClick 2.3.1(成功報告が比較的多い)
上の3で【前に進める】と記載しましたが、実際はダウンロードしただけでは前に進めません。
前に進むためには、以下の2点が重要なポイントでした。
- ドライバーファイル:「android_winusb.inf」
- ADBファイル:「adb.exe」
いずれも動作しているandroid-sdkからコピーしてきます。
既存の同名ファイルはアンダーバーをつけて「_adb.exe」等へ名前を変更しておきます。
「SuperOneClick」を実行する前の準備
原道 N50 側でシステム設定を行ないます。
- メニュー「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」にチェック
- メニュー「開発者向けオプション」から「擬似ロケーションを許可」にチェック
- メニュー「セキュリティ」の項目「提供元不明のアプリ」にチェック
- メニュー「ストレージの右上にあるアイコン(USBでパソコンに接続)」から
「メディアデバイス(MTP)」にチェック
以上の設定が終えてからUSBを繋げます。(電源ONの状態です。)
root化への5つの関門(エラー事例)
- SuperOneClick実行後、すぐに「応答なし」になるケース
ドライバーファイル「android_winusb.inf」のコピー
「SuperOneClick」をダウンロード後、初期状態のまま実行すると
「応答なし」でツールが停止状態になります。
そのため、android-sdkからドライバーファイル
「android_winusb.inf」をコピーしてきました。 - 下の画像にある2行目「Starting ADB Server」で止まるケースは
以下のいずれもが該当しそうな致命的な問題を抱えています。
・Driverフォルダの「android_winusb.inf」の問題
・「adb.exe」のバージョン違い
・SuperOneClickのバージョン違い
・USBドライバーのエラー - SuperOneClickのバージョンが異なると途中で止まるエラーを紹介します。
延々とループしているので「x」を押して閉じました。
- エラー事例3を乗り越えても安心はできません。
下の画像では、「Rooting device..- Step #5」で延々とループしています。
- 最後に厄介なケースです。
何度も試すうちに気づいたことですがゾンビが発生します。
正確にはゾンビプロセスです。
これは「SuperOneClickv2.3.3-ShortFuse」をテストしていた際に
フォルダを削除しようとしたところ発覚しました。
Windows曰く「実行中のためフォルダを削除できません。。。」
Windowsタスクマネージャーを起動して「Super」と入力すると3体もゾンビが!!
ツールの画面は閉じたように消えて見えませんが
バッググラウンドでは元気に活動していました。
怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ
1つずつエラーを試す旅がはじまった
何の修行でしょうか、エラーを試す旅がはじまりました。
なんてこった。。。
ADBファイルのコピー
android-sdkからファイルをコピーしてきました。
(1)「SuperOneClickv2.3.3-ShortFuse」に対してテスト
- 「adbフォルダごとコピー」はエラー事例1でSTOP
- 「adb.exeだけコピー」はエラー事例1でSTOP
- 「sdkのadbフォルダにSuperOneClickのDLLファイルをコピー」はエラー事例1でSTOP
(2)「SuperOneClickv2.3.1-ShortFuse」に対してテスト
- 「adbフォルダごとコピー」はエラー事例1でSTOP
- 「adb.exeだけコピー」はエラー事例1でSTOP
- 「sdkのadbフォルダにSuperOneClickのDLLファイルをコピー」はエラー事例1でSTOP
(3)「SuperOneClick 2.3.1」に対してテスト
- 「adbフォルダごとコピー」はエラー事例2でSTOP
- 「adb.exeだけコピー」はエラー事例4でSTOP
- 「sdkのadbフォルダにSuperOneClickのDLLファイルをコピー」はエラー事例3でSTOP
テストの結果、「SuperOneClick 2.3.1」が本命で
かつandroid-sdkのadb.exeファイルさえあればよさそうです。
ちなみに、この時ゾンビ3体に気付きました。
とりあえず次の戦いではroot化したいですね
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